アンティークジュエリーにまつわるお話

メゾンマエアスならではの深く掘り下げたストーリーをお届けします。

アンティーク物語

カステラーニ家: 19世紀宝飾界の巨匠たち
19世紀後半、ヨーロッパのジュエリー界を席巻したイタリアのジュエラー(金細工職人)一家、カステラーニ家をご紹介いたします。彼らのインスピレーションソースはエトルリアを中心とした古代ジュエリー。パリやロンドンにも出店し、ナポレオン3世もその顧客でした。
スコット卿も裸足で逃げ出すオパールの麗しき伝説
神秘的な輝きを放つ宝石、オパール。変幻自在の色合いを持つオパールは古代から神と結び付けられ、崇められてきました。本記事ではオパールにまつわる素敵な伝説を数多くご紹介いたします。スコット卿による某フィクション小説から生まれた迷信を吹き飛ばしましょう!
ブルーハートダイヤモンドの女性遍歴

世界最大のハート形ブルーダイヤモンドである「ブルーハートダイヤモンド」。幾度もその装いを変えたこの貴重なダイヤモンドは、多くの女性たちを飾ってきました。原石の採掘から博物館収蔵まで、その興味深い歴史やエピソードをご紹介いたします。

昆虫ジュエリーの歴史と魅力
昆虫をモチーフにしたアンティークジュエリーの歴史と魅力を深掘りします。古代エジプトにまで遡る昆虫ジュエリーは、象徴性が大きな特徴です。その独特のデザインに抵抗がある方でも、きっとこのジャンルに興味を引かれるでしょう。
アンティークジュエリーとリボンモチーフ
17世紀のジル・レガレデザインからアールデコ期まで、フランスのアンティークジュエリーにおけるリボンモチーフの歴史をご紹介します。マリー・アントワネットやウジェニー皇后、セヴィニェ夫人など、各時代を代表する魅力的な女性も登場します。
アンティークのシトリンは全て非加熱って本当?
紫色のアメジストを加熱するとシトリンの色に変化することはよく知られていますが、この加工はいつ頃から行われていたのでしょうか?加熱シトリンの起源とその時期について、正しいデータに基づいてご紹介いたします。
蜂ブローチからの「同形置換」からの「他色」と「固溶体」
本記事では蜂のアンティークブローチに留められている宝石をサンプルに、鉱物・宝石の興味深い背景を解説いたします。同じ鉱物が異なる色になる原因、見た目がさほど変わらないムーンストーンとラブラドライトの鉱物学的な違いなど、興味深いトピック満載です。
ガーランドとアンティークジュエリー
名前は知られていながらも、具体的に何を指すのか問われるとなかなか答えられないガーランド。2000年以上前の古代から存在するガーランドの歴史と、アンティークジュエリーにおけるガーランドスタイルの位置づけ&変遷を簡潔にまとめてみました。
アンティークリングの少しややこしい話
アンティークリングにはいろいろなスタイルのものがありますね。本号ではフランスでも混同して使われることの多いポンパドール、マーキーズ、マルグリットの各リングスタイルについてその誕生から解説いたします。
フィリグリーの歴史(2)中世からマイユの謎まで・完結編
前号ではフィリグリーとは何か、そして誕生期である古代の歴史をお届けしました。今回は中世以降の歴史と、ネックレスなどのマイユ(環)系フィリグリー誕生の謎にも徹底的に迫ります。フランスのアンティークジュエリー ファン必読の記事です。
フィリグリーの歴史(1)誕生と古代
アンティークジュエリーファンに大人気のフィリグリー。そもそもフィリグリー細工とは何か?いつから存在しているのか?知っているようで知らないフィリグリーの歴史。皆さまと一緒にその謎を解明していきましょう。きっとその奥深さに驚かれることと思います。本号パート1でお届けするのはフィリグリーの誕生から古代までの歴史です。
アールデコ期のファッションとジュエリー
今回は、アールデコ期において、ファッションが女性とアンティークジュエリーの関係にどのような影響を与えたかを見ていきたいと思います。アールヌーボーとアールデコ期においてはアートムーブメントがジュエリーデザインに大きな影響を与えましたが、19世紀同様、ファッションの影響も無視することはできません。
郷に入れば、のフレンチジェット
ヨーロッパで一世を風靡した漆黒の宝石「ジェット」。本来は木の化石ですが、フランスでは別なものに様変わり。さて、その秘密を見てみましょう。
トワエモワとセレブリティ
フランス発祥のリングスタイル、トワエモワ("toi et moi")。ナポレオンやケネディ夫妻以降もアリアナ・グランデやカイリー・ジェンナなど多くのセレブリティたちが愛用してきました。
ペルピニャンガーネット詳説
幻のガーネットと呼ばれるフランスアンティークの至宝、ペルピニャンガーネット。これまで日本ではあまり語られることのなかったペルピニャンガーネットの裏側やその歴史などを詳細に解説します。
オールドヨーロピアンカットの残り香:”demi-taille”

ダイヤモンドカットの歴史上そこそこ大きな位置を占めながらも、言及されることが少ないカットスタイル"demi-taille"(ドゥミタイユ)。その特徴と歴史をご覧ください。

フクロウ(Hibou)はフランス刻印のジョーカー?
少し個性の強いフランスのゴールド刻印フクロウ(Hibou)をご紹介します。これまで誤解されることの多かったこの刻印の背景をしっかりおさえて、アンティーク鑑定眼をブラッシュアップしましょう!