オーナーFondateur

手島 ラファエル 勇
外交官の父と元パリジェンヌのフランス人母の間に生まれる。
東京、パリ、ブリュッセル、テヘランで育つ。
東京工業大学工学部 中退。
ING(フランス国立宝石研究所) 宝石鑑定士
アメジスト、黄鉄鉱、砂漠のバラなどの美しい結晶に心惹かれ集め始めた鉱物収集が少年時代の趣味。当時は自ら山や河原などに入り、鉱物を採集することもあった。
現在も宝石を見るときは、結晶の過程や化学組成など、鉱物としての性質に着目することが多い。
鉱物からさらに宝石類、ジュエリーへと興味の範囲が広がったきっかけは二つ。
一つはイランから持ち帰った工芸品に埋め込まれた小さなルビーやトルコ石の素朴な美しさに、ふとあるとき気が付いたこと。
もう一つは子供のころから興味を持ってよく覗いていた母親のジュエリーケース。ジュエリーケースに収められていたのは、母が来日する前に祖母から引き継いだ、実家マエアス家に代々伝わるジュエリーの一部。いくつかは当時でもアンティークと呼べる年代のもので、その独特の風合いに、子供ながらにロマンをかきたてられた。
青春時代は、中学生の頃に始めた音楽活動に専念するも、生計を立てるまでには至らず、ITの世界へ。
サステナブルやSDGsという言葉が一般に浸透するよりかなり前から地球環境の異変、グローバルウォーミングなどに興味を持ち、独立後に「GreenBizMatch」という環境ビジネスに特化したBtoBマッチングサイトを運営していたこともあった。
サステナブル、モノの再利用への興味、フランス人母の影響、アート指向などいくつかの要因が重なり、フレンチアンティークの世界に入る。まずは家具・雑貨からスタート。
アンティークショップを運営しながら必要な知識・経験を習得。パリING(フランス国立宝石研究所)にて鑑定士資格を取得したのち、若い頃からの夢であったアンティークジュエリーショップをオープンするに至る。