商品詳細
繊細さと美しさを兼ね備えた、細やかな作りが特徴のダイヤモンドと天然真珠を使用したクロスオーバースタイルのトワエモワリングです。「トワエモワ(Toi et Moi)」は、フランス語で「あなたと私」という意味を持ち、通常、同サイズの2つの宝石が隣り合ってセッティングされているのが特徴です。このデザインは愛し合う二人が寄り添う関係を象徴し、結婚のプロポーズやバレンタインデー、結婚記念日などの贈り物として現代でも世界中の人々に愛され続けています。
トワエモワの歴史は、18世紀末から19世紀前半のロマン主義の時代に遡ります。1796年にナポレオンが後に皇后となるジョゼフィーヌに贈った婚約指輪もトワエモワ。同サイズのしずく型ダイヤモンドとサファイアが1石ずつ寄り添うようにセッティングされています。その後、トワエモワは本リングが制作されたアールヌーボー期になるとより一層芸術的なデザインに変化していきました。
20世紀初頭に作られた本リングの中央には幻想的な輝きを放つオールドヨーロピアンカットのダイヤモンド(直径約3.5mm)と美しい照りのある天然真珠があしらわれています。台座部分はこの時代のリングに多く見られる表面がプラチナ、裏面がゴールドの作り。台座にプラチナが用いられるのはこの時代の典型的なスタイルで、ダイヤモンドの色や輝きをさらに美しく引き立てる役割を果たしているのです。シャンクには18Kを示す「フクロウ(Hibou)」とプラチナ950であることを示す「マスカロン(Mascaron)」の刻印が入っており、中央のダイヤモンドと天然真珠を取り巻くように、合計8石の小さなダイヤモンドが埋め込まれています。
なお、「フクロウ」の刻印については、輸入品に対する18K以上の保証を示すフランスの刻印として紹介されることも多いですが、実際は多くのフランス製ジュエリーにも刻印されています。詳細についてはアンティーク物語「フクロウ(Hibou)はフランス刻印のジョーカー?」をご参照ください。
このように特別な意味を持つ繊細な作りのトワエモワリングは、小ぶりながらも手元を美しくエレガントに演出してくれます。愛を象徴し、可憐な魅力を放つこのリングは手元に輝きを添え、二人の愛のように幸せに満ちた時間を美しく彩ってくれることでしょう。
指輪のサイズ直し(ご購入時初回は無償)をご希望の場合は事前にご相談ください。ご希望のサイズにリフォーム可能かお調べいたします。ご自分のリングサイズの調べ方はこちらの記事でご確認ください。