商品詳細
大きなクッションカットのブルーサファイアが目を惹くシックなリングです。主張しすぎることのない、ほど良いカーブのクロスオーバーシャンクに大ぶりの宝石がはさまれているユニークなデザインがこのリングの存在感を引き立てています。センターストーンのサファイアの周囲にオープンセッティングで留められているのは合計10石のローズカットダイヤモンド。サファイアの艶のある輝きと美しいコントラストを生み出しています。文化・芸術面で多くの発展を遂げたベルエポック期に制作されたものです。
ピローカットとも呼ばれるクッションカットは19世紀から20世紀初めまで大変人気があり、多くの宝石に利用されていました。ダイヤモンドのオールドマインカットのベースもクッションカット。コーナーが丸いため、ふんわりとした柔らかさを感じさせてくれます。ファセットのカットは直線的なため、女性的な柔らかさに加え、シャープな印象も与えているのがクッションカットの特徴です。こちらのリングはクラシックな優美さを残しつつも、モダンな要素が見事に融合した洗練されたデザインとなっています。本リングのサファイアは表から見えないパビリオン部のカットが一般的なクッションカットのスタイルとはやや異なるため、厳密にはクッションカットをベースにしたミックスカットとなります。
脇石のダイヤモンド同様オープンセッティングで留められているサファイアは、黒にも見える濃紺色です。濃いお色ですが、裏面から光が差し込むと綺麗な青色を放ちます。ご縁がありお手元に届きましたら、ぜひお試しください。シックなお色と艶のある美しい光沢が大人のエレガンスを引き立てる豪華なリングに仕上げられています。
また、台座の表面に用いられている金属はプラチナ。この時代によく見られたセッティング手法で、上品な濃紺カラーのサファイアと小粒ながらも美しい輝きを放つダイヤモンドをより美しく引き立てています。また、ダイヤモンドの周囲には繊細なミル打ち加工が施されており、リングにゴージャスな雰囲気を与えています。
シャンクの刻印は18Kゴールドを示すフランスの「イーグルヘッド」です。
サファイアはダイヤモンドに次いで人気のある誰もが憧れる宝石のひとつ。かつて、ダイアナ妃の婚約指輪として大粒のサファイアリングが一世風靡した時代がありました。同様に本リングもセンターストーンにサファイアを使っていますが、普段使いにもしっくりとくるデザインとなっています。ブルーサファイアにはさまざまな色合いがありますが、こちらのように濃紺色のサファイアは落ち着いた印象を与え、年齢を問わず手元を美しく魅せてくれるので一生涯楽しめるアンティークジュエリーとしてご愛用いただけることと思います。ルーペで拡大するとサファイアの隅にごく小さな傷が見えますが、肉眼ではほぼ判りません。
指輪のサイズ直し(有料)をご希望の場合は事前にご相談ください。ご希望のサイズにリフォーム可能かお調べいたします。ご自分のリングサイズの調べ方はこちらの記事でご確認ください。