商品詳細
アールヌーボー期に制作された、フランスらしい優美なデザインのペンダントトップ兼ブローチです。フランスをはじめ、ヨーロッパでは愛や結婚、友情などの絆や結びつきを表す、フランス語で "Noeud" と呼ばれる結び目をイメージしたフレームデザインが目を惹きます。ゴールドフレームの表面に施された繊細な筋模様は、アールヌーボー期にブローチやペンダントなどのフレームによく使われた細工です。
ブローチ(ペンダント)中央には8個のガーネットで花びらを模った、マーガレットを思わせる可憐なお花が一輪。お花のセンターに留められているのは天然のハーフパールです。オープンセッティングで留められていますので、裏から見ると天然真珠特有の層が確認できます。お花の下にあしらわれているのはハーフパールが3粒ずつ留められたリーフモチーフ。対になった可憐なリーフの上に花びらで囲まれたクラスターのお花が置かれたこのスタイルは、アンティークのセンチメンタルジュエリーに多く使われた忘れな草のモチーフを思わせます。また、フラワーモチーフの上には深みのある輝きを持つ、大きめのガーネットが3石留められています。
本ジュエリーに使用されているガーネットは、やや茶色を帯びたオレンジ寄りの赤色が特徴のヘソナイトと呼ばれる希少なものです。通常はグリーン系であるグロッシュラーガーネットの一種ですが、ヘソナイトは赤系。この色は微量成分であるマンガンと鉄が起因しています。ヘソナイトは個性的な色に加えて独特のインクルージョンがあることでも知られ、特に本品のように透明度が高くインクルージョンが確認しやすいものは宝石マニアの方々にも人気があります。インクルージョンは2種、「糖蜜状インクルージョン(トリークル)」と切り株インクルージョンとも呼ばれる「スタッビィ状結晶インクルージョン」。糖蜜状インクルージョンはシロップを流し込んだようなもやもやっとした外観を示すことから名付けられ、スタッビィ(stubby=「切り株のような」を表す英語)は切り株のようにも見えるフォルムがその由来です。肉眼ではわかりませんが、10倍以上のルーペでお花モチーフを取り囲むガーネット8石をご覧いただければ、いくつかの石に上記インクルージョンが潜んでいるのを確認することができます。
なお、ブローチ(ペンダント)上部に留められた大き目のガーネット3石は、センターのものに比べて赤味がやや強く感じられます。前述のインクルージョンもはっきりは確認できませんが、角度や光の種類によっては褐色味が強く出ますので、おそらくヘソナイトであると思われます。もちろん、いずれのガーネットも専門機関による鑑別にて「天然ガーネット」であると確認されておりますので、ご安心ください。
ブローチのクラスプに18Kゴールドを示すフランスのフクロウの刻印が押印されています。フクロウ刻印については、アンティーク物語「フクロウ(Hibou)はフランス刻印のジョーカー?」をご参照願います。
ブローチとしてもペンダントトップとしても使用できる、万能ジュエリーであることも本品の優れたポイントです。近年、ブローチはコーディネートに華やかさを加えるアイテムとして再評価されており、古臭いイメージはもはや過去のもの。こちらのブローチには、上部にチェーンを通すための小さな環が付いていますが、ブローチを逆さまにして、結び装飾の下にある小さな環にお好みのチェーンや細い革紐などを通すこともできますので、チョーカー風のアレンジもお楽しみいただけます。
古いお品のため、ブローチ表面の一部には小さなへこみや小傷が見られます、ご了承ください。ペンダントとしてご利用いただく場合に使用する、チェーンを通すバチカンの内径は約1.9mmです。留め具がこのサイズ以下のチェーンをご利用ください。
ブローチ(ペンダント)中央には8個のガーネットで花びらを模った、マーガレットを思わせる可憐なお花が一輪。お花のセンターに留められているのは天然のハーフパールです。オープンセッティングで留められていますので、裏から見ると天然真珠特有の層が確認できます。お花の下にあしらわれているのはハーフパールが3粒ずつ留められたリーフモチーフ。対になった可憐なリーフの上に花びらで囲まれたクラスターのお花が置かれたこのスタイルは、アンティークのセンチメンタルジュエリーに多く使われた忘れな草のモチーフを思わせます。また、フラワーモチーフの上には深みのある輝きを持つ、大きめのガーネットが3石留められています。
本ジュエリーに使用されているガーネットは、やや茶色を帯びたオレンジ寄りの赤色が特徴のヘソナイトと呼ばれる希少なものです。通常はグリーン系であるグロッシュラーガーネットの一種ですが、ヘソナイトは赤系。この色は微量成分であるマンガンと鉄が起因しています。ヘソナイトは個性的な色に加えて独特のインクルージョンがあることでも知られ、特に本品のように透明度が高くインクルージョンが確認しやすいものは宝石マニアの方々にも人気があります。インクルージョンは2種、「糖蜜状インクルージョン(トリークル)」と切り株インクルージョンとも呼ばれる「スタッビィ状結晶インクルージョン」。糖蜜状インクルージョンはシロップを流し込んだようなもやもやっとした外観を示すことから名付けられ、スタッビィ(stubby=「切り株のような」を表す英語)は切り株のようにも見えるフォルムがその由来です。肉眼ではわかりませんが、10倍以上のルーペでお花モチーフを取り囲むガーネット8石をご覧いただければ、いくつかの石に上記インクルージョンが潜んでいるのを確認することができます。
なお、ブローチ(ペンダント)上部に留められた大き目のガーネット3石は、センターのものに比べて赤味がやや強く感じられます。前述のインクルージョンもはっきりは確認できませんが、角度や光の種類によっては褐色味が強く出ますので、おそらくヘソナイトであると思われます。もちろん、いずれのガーネットも専門機関による鑑別にて「天然ガーネット」であると確認されておりますので、ご安心ください。
ブローチのクラスプに18Kゴールドを示すフランスのフクロウの刻印が押印されています。フクロウ刻印については、アンティーク物語「フクロウ(Hibou)はフランス刻印のジョーカー?」をご参照願います。
ブローチとしてもペンダントトップとしても使用できる、万能ジュエリーであることも本品の優れたポイントです。近年、ブローチはコーディネートに華やかさを加えるアイテムとして再評価されており、古臭いイメージはもはや過去のもの。こちらのブローチには、上部にチェーンを通すための小さな環が付いていますが、ブローチを逆さまにして、結び装飾の下にある小さな環にお好みのチェーンや細い革紐などを通すこともできますので、チョーカー風のアレンジもお楽しみいただけます。
古いお品のため、ブローチ表面の一部には小さなへこみや小傷が見られます、ご了承ください。ペンダントとしてご利用いただく場合に使用する、チェーンを通すバチカンの内径は約1.9mmです。留め具がこのサイズ以下のチェーンをご利用ください。