商品詳細
大きさとカットの異なる二つのフレンチジェットが煌めく、ドロップタイプのアンティークピアスです。数あるアンティークジュエリーの中でも「フランス特有の素材」が使用されているものはそう多くありません。フレンチジェットは、ビクトリア朝時代にイギリスで一世を風靡したジェット(木の化石)の代用品としてフランスで発祥したものです。ヴィクトリア女王が喪に服している期間に黒いジュエリーを愛用したことをきっかけにジェットがヨーロッパ中で大流行。しかし、供給が需要に追いつかず、フランスではその代用品として主にオーストリアで制作された黒ガラスを用いたフレンチジェットが活躍しました。その後もフランスの人々に愛され続けたフレンチジェットには、フランスと英国双方の歴史が宿っています。オーナーが半仏人である当店としては、元祖ジェットを超える魅力を感じるアイテムです。詳細はアンティーク物語「郷に入れば、のフレンチジェット」をご覧ください。その歴史的な価値からも、アンティークジュエリーがお好きな方にはぜひコレクションに加えていただきたいアイテムです。
直線的でライトなイメージの本ピアスはアールデコのごく初期に制作されたもの。同じアールデコ期のイヤリングでも、時代が進むとよりボリューム感がありインパクトの強いデザインのものに変遷していきます。ピアスの針に押印されているのはシルバー800を示すフランスの刻印「イノシシの頭」。また、フック部には製作工房によりメーカーズマークと"800/1000"の刻印も押印されています。針の表面には銀特有の黒サビが肌(ピアスホール)に直接触れないよう、ゴールドプレート(GP)加工が施される拘りよう(プレートがゴールドであることは当店で科学的に確認済み)。各ピアスの上部にはラウンド型(小)、下部にはクッション型(大)にファセットカットされたフレンチジェットがしっかりと爪留めされています。ジェットを包み込むのはそれぞれの形状に合わせたシルバーのフレーム。後ろから見えるオープンバックの丸みのあるフォルムはこの時期特有のスタイルです。
フレンチジェットには、マットなタイプと、光沢のあるタイプの二種類があります。マットなものには落ち着いた魅力があり、光沢のあるタイプは黒い素材の魅力を最大限に引き出すことを目指して採用されました。カットされた各ファセットがランダムに光反射し、ともすれば地味になりがちな黒色の石に、煌めきや輝きというジュエリーならではの魅力を付け加えたのです。アールデコ期のフレンチジェットはほぼこのタイプといえるでしょう。なお、アンティーク品のため、ジェット表面をルーペ等で拡大するとうっすらとした小キズが確認できます。
各パーツが上下に垂れ下がるようにセットされているので、体の動きや仕草で揺れるシルエットやジェットの輝きがとても魅力的。提携工房にて、金属部分にほどよく磨きをかけましたので、こちらもキラキラとした輝きを楽しむことができます。女性のファッションがより自由で寛容になったアールデコの時代、ダンスを楽しむ女性の耳元を華やかに彩ったであろう本ピアスはさぞかし優美に輝いていたことでしょう。直線的で長いスタイルは、アールデコ期に流行した「ラ・ガルソンヌ」と呼ばれるスタイルのショートヘアーにもよく似合ったのです。
銀と黒の組み合わせのジュエリーはエレガントさの中に洗練されたモダンな印象が加わり、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍してくれることでしょう。シンプルなブラウスやドレスのアクセントに添えるだけで、上品な装いを演出してくれそうです。体の動きに合わせて優雅にスイングするピアス。日々のコーディネートにエレガントでタイムレスな美しさをもたらしてくれる定番アイテムとして、ぜひご愛用ください。
直線的でライトなイメージの本ピアスはアールデコのごく初期に制作されたもの。同じアールデコ期のイヤリングでも、時代が進むとよりボリューム感がありインパクトの強いデザインのものに変遷していきます。ピアスの針に押印されているのはシルバー800を示すフランスの刻印「イノシシの頭」。また、フック部には製作工房によりメーカーズマークと"800/1000"の刻印も押印されています。針の表面には銀特有の黒サビが肌(ピアスホール)に直接触れないよう、ゴールドプレート(GP)加工が施される拘りよう(プレートがゴールドであることは当店で科学的に確認済み)。各ピアスの上部にはラウンド型(小)、下部にはクッション型(大)にファセットカットされたフレンチジェットがしっかりと爪留めされています。ジェットを包み込むのはそれぞれの形状に合わせたシルバーのフレーム。後ろから見えるオープンバックの丸みのあるフォルムはこの時期特有のスタイルです。
フレンチジェットには、マットなタイプと、光沢のあるタイプの二種類があります。マットなものには落ち着いた魅力があり、光沢のあるタイプは黒い素材の魅力を最大限に引き出すことを目指して採用されました。カットされた各ファセットがランダムに光反射し、ともすれば地味になりがちな黒色の石に、煌めきや輝きというジュエリーならではの魅力を付け加えたのです。アールデコ期のフレンチジェットはほぼこのタイプといえるでしょう。なお、アンティーク品のため、ジェット表面をルーペ等で拡大するとうっすらとした小キズが確認できます。
各パーツが上下に垂れ下がるようにセットされているので、体の動きや仕草で揺れるシルエットやジェットの輝きがとても魅力的。提携工房にて、金属部分にほどよく磨きをかけましたので、こちらもキラキラとした輝きを楽しむことができます。女性のファッションがより自由で寛容になったアールデコの時代、ダンスを楽しむ女性の耳元を華やかに彩ったであろう本ピアスはさぞかし優美に輝いていたことでしょう。直線的で長いスタイルは、アールデコ期に流行した「ラ・ガルソンヌ」と呼ばれるスタイルのショートヘアーにもよく似合ったのです。
銀と黒の組み合わせのジュエリーはエレガントさの中に洗練されたモダンな印象が加わり、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍してくれることでしょう。シンプルなブラウスやドレスのアクセントに添えるだけで、上品な装いを演出してくれそうです。体の動きに合わせて優雅にスイングするピアス。日々のコーディネートにエレガントでタイムレスな美しさをもたらしてくれる定番アイテムとして、ぜひご愛用ください。