商品詳細
鮮やかな紫色の大きなアメジストとダイヤモンドが煌めく、1900年頃に製作されたクラスターリングです。本リングのスタイルは特にエドワーディアン期に英国で大変人気があったため、欧米ではアメジストをダイヤが囲むリングの形容詞に「エドワーディアン風の」を使用することがあります。
リングの中央には、直径約1.5cmの大粒アメジスト、その周囲にはローズカット~ラフカットダイヤモンドがクラスター状に美しくセットされています。オープンセッティングされたアメジストは光の加減で色が濃く見えたり、薄く見えたり、色味が多少変化したりするところも魅力。また、サイズが不揃いなダイヤモンドが用いられているところもアンティークならではの味わいといえるでしょう。一石ずつ丁寧に爪留めされた計42石のダイヤモンドが躍動感のある輝きを添えています。
シャンクは15Kゴールド、刻印はありませんが当店にて科学的な検査を行い確認しております。ダイヤモンドを留める台座はプラチナ。爪と爪の間にもプラチナが充填されており、アクセント付けのためそのサイド部分が染料で黒く染められています。一部塗装が薄くなり、いぶし銀のような雰囲気を醸し出しているのも長い時間が生み出した魅力といえるでしょう。アメジストを包み込む丸いベゼル部はゴールドです。細かなミルグレインが施されており、温かみのある美しい輝きを生み出しています。同タイプのリングではベゼルにもプラチナを使用しているケースが多く見られますが、やはりゴールドの方がよりアメジストの色やサイズ感を引き立てるので、デザイン面で効果的です。大粒アメジストが輝く本リングは、アメリカで流行したカクテルリングにも似た華やかさがありますね。
ギリシャ語の「amethystos」に由来し、「お酒に酔わない」という意味を持つアメジスト。古代の人々はアメジストの指輪を身につけることで酔いを防ぐことができると信じていたそうです。ワインの神バッカスや月の女神ディアナが登場するアメジストに関するギリシャ神話がありますので、ご興味のある方は「アメジスト ギリシャ神話」などで検索されてみてください。なお、本リングは大変古いアンティークジュエリーです。肉眼ではまずわかりませんが、拡大写真やルーペで見るとアメジストに小キズ見えます。
アメジストは2月の誕生石であり、ロイヤルカラーにも例えられる高貴な紫色が特徴。大粒アメジストとダイヤモンドが上品に調和し、伝統的な王室の色を引き立てるエレガントで存在感のあるステートメントリングとなっています。シンプルな装いに華を添えるリングは、リトルブラックドレスなどミニマルなコーディネートとの相性も抜群で、身につける度にプリンセス気分を楽しむことができる特別なジュエリーになることでしょう。
指輪のサイズ直し(ご購入時初回は無償)をご希望の場合は事前にご相談ください。ご希望のサイズにリフォーム可能かお調べいたします。ご自分のリングサイズの調べ方はこちらの記事でご確認ください。