商品詳細
愛し合う二人の関係や愛の結びつきを表す、フランス語で「あなたと私」を意味するトワエモワリング。かつてナポレオンが最初の妻ジョゼフィーヌに贈った「婚約指輪」にはじまり、今日でもセレブをはじめ世界中の夫婦や恋人たちに愛されています。
幅約3mmのダイヤモンドとエメラルドが煌めくこちらのリングが制作されたのはアールデコ期ですが、19世紀後半~ベルエポック期のエスプリをベースとしてデザインされているのが特徴です。
シャンクの中央にはダイヤモンドとエメラルドが愛し合う二人が寄り添うように2石並んでセットされています。元アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディがジャクリーン夫人に贈った婚約指輪もこの石の組み合わせ。アイルランド系アメリカ人の彼が「真実の愛」を表すダイヤモンドとともに選んだ宝石は、アイルランドを象徴する美しい緑色のエメラルドだったのです。フランスの血を引く黒髪美女の夫人にさぞかし似合っていたことでしょう。ケネディ夫妻のトワエモワについては本サイトのアンティーク物語「トワエモワとセレブリティ」でも解説していますので、ぜひそちらもご覧になってみてください。
中央に輝くラウンドブリリアントカットのダイヤモンドの透明度は高く、明るい光の下では美しいファイアも多く見られます。トワエモワには様々な石の組み合わせパターンがありますが、本リングのようにダイヤモンドとエメラルドを使用したものはクラシックな印象。エレガントな色調やデザインがファーストレディーを務めたジャクリーン夫人のような品格を感じさせます。
メインストーンのダイヤモンドがセットされた台座部分に用いられているのは白銀色のプラチナ。また、シャンクの両サイド、ショルダーに配置されたプラチナの台座上には、ラフカットの小さなダイヤモンドが4石ずつ留められています。台座に繊細なミル打ち加工が施されている点も、本リングのインスピレーションソースとなったベルエポック期によく見られたデザインです。
一方で、ベルエポック期の繊細なデザインとは異なり、透かしデザインの幅広のシャンクが用いられているところはアールデコ期のモダンな要素が感じられる一面です。ラウンドブリリアントカットが一般化され始めた初期の時代の、より洗練された美しい輝きを放つダイヤモンドが用いられている点も本リングの特徴といえるでしょう。
フランスアンティークジュエリーの王道として、今日においても根強い人気がある「トワエモワ」。本リングのようにイエローゴールドとプラチナの異なる色の金属が用いられた「ツートンカラー」のジュエリーはコーディネートの上でもメリットがあります。異なるカラーの金属がデザインに深みや魅力を添え、コーディネートがしやすくなるのでお洒落の幅が広がりそうですね。また、伝統的なデザインでありながら、ユニークな個性を兼ね揃えたデザインのリングは貴方だけのステートメントジュエリーとして末永くご愛用いただけることでしょう。
リングに刻印はありませんが、当店の科学的検査により18Kゴールドであることを確認しています。
指輪のサイズ直し(ご購入時初回は無償)をご希望の場合は事前にご相談ください。ご希望のサイズにリフォーム可能かお調べいたします。ご自分のリングサイズの調べ方はこちらの記事でご確認ください。