商品詳細
産業革命が社会に浸透し、成熟しつつあった資本主義の影響が日常生活に及ぶようになっていた華やかなベルエポック期(19世紀末~1914年)。フランスを中心に、ヨーロッパ全体で繁栄と文化的な興隆が起こり、芸術、ファッション、デザインの世界でも、変革が盛んに行われました。そのベルエポック期に制作されたこのリングは、クラシカルな雰囲気とモダンな魅力を絶妙に融合させたデザインが特徴です。フランスのアンティーククラスターリングに多く登場するマーガレット、トゥールビヨンやこの時期のトワエモワなどのクロスオーバーリングを思わせる美しいカーブのシャンク、そして強い存在感を放つミルグレインセッティングされた2つの丸いダイヤモンドが見事に調和し、個性的な美を生み出しています。
リングの中央に輝くのは、小ぶりながらもエレガントな輝きを放つ上質なブルーサファイア。深海のように深みのある青色は、サファイアのクォリティースケールと付け合わせてもそのレベルの高さがわかる素晴らしいカラーです。また、光に透かすと確認できる透明度の高さも、このサファイアがハイクォリティーであることを物語っています。この可憐なリングにゴージャスな印象を与えているのは計16石のダイヤモンド。マーガレットモチーフの花びらに6石、その両脇に2石、シャンクに6石と、いたるところにダイヤモンドが散りばめられているのです。
ダイヤモンドのカットは、ローズカット的なラフカット。ダイヤモンドが希少だった時代に使用されることが多かった、原石ボリュームを最大限活用することに主眼を置いた不定形なカットの名残りです。台座部分には宝石、特にサファイアの色調をより一層引き立てるためにプラチナが用いられており、全体のデザインに繊細なバランスをもたらしています。シャンクの刻印は18Kゴールドを示すフランスの「イーグルヘッド」です。
日常使いから特別な日の装いまで、どのような場面でもそのエレガンスと個性を発揮するこのフラワーリングは、ひと味ちがうおしゃれなリングを楽しみたい女性にぴったりのジュエリーといえるでしょう。個性的なステートメントリングでありながら、主張しすぎない上品なデザインのリングであるため、他のジュエリーとのコーディネートにも適しています。大切な方への贈り物や、ご自身へのプレゼント、記念日のギフトとして、素晴らしいお品です。
指輪のサイズ直し(ご購入時初回は無償)をご希望の場合は事前にご相談ください。ご希望のサイズにリフォーム可能かお調べいたします。ご自分のリングサイズの調べ方はこちらの記事でご確認ください。