商品詳細
美しいデザインの18Kゴールドシャンクにペルピニャンガーネットが留められた、アンティークのマーキーズリングです。センターのガーネットにはマーキーズカットが、その周りを囲む10石のガーネットにはペルピニャンカットが施されています。このスタイルのマーキーズリングはペルピニャンガーネットジュエリーの定番ですが、その中でも、本リングはこだわりデザインのシャンクが目を惹く、個性的なお品です。
シャンクはフラットな造形で、約3.5mmと幅広。赤みが強めのローズゴールド製です。そのショルダー部には、アクセントとしてイエローゴールドの装飾が施されています。このように2色のゴールドが使われているツートーンゴールドのフランスでの呼び名は、”or deux tons”や”deux ors”です。フランスではイエローゴールドとホワイトゴールドを組み合わせたアンティークジュエリーが多く流通していますので、現地の解説などを読まれる際に、これらの表現を目にされる機会も多いでしょう。ちなみにローズとイエローの組み合わせはアンティーク市場でも目にする機会の少ない、稀少なカラーコンビネーションです。
シャンクには、18Kゴールドを示す馬の頭刻印が押印されています。馬の頭刻印は、1838年から1919年にかけて、(パリ以外の)地方で使用された刻印です。この刻印が押印されていることで、アンティークという文脈においてペルピニャンガーネットと呼ばれているガーネットがフランスで産出されていた時代に制作されたこと、パリ以外の地方で制作されたことがわかります。なお、幻のフランス産ガーネットを使用したアンティークのペルピニャンガーネットジュエリーは、ペルピニャンを擁する南仏のラングドック・ルシヨン地方全域で制作されていました。ペルピニャンガーネットの詳細は、アンティーク物語『ペルピニャンガーネット詳説』をご参照ください。
ツートーンゴールドで仕立てられたシャンクに合わせるかのように、ガーネットも鮮やかなコントラストを描き出しています。照明や太陽光などを当てると、センターストーンは濃い赤に、それを取り囲む石は薄い紫に見えます。ペルピニャンガーネットの独特な艶や輝きは、ガーネット自身の深みのある色合いと、その下に敷かれたパイヨン(赤系の色に着色した極薄の金属フォイル)の色や反射光の重なりによって作り出されていることは、皆さまご存じの通りです。大変古いアンティークジュエリーですので、ルーペで確認するとファセット表面に小さなスレなどの小傷が見られますが、19世紀中頃から愛用されてきたアンティーク特有の柔らかな質感としてお楽しみください。
ガーネットが留められた台座部のサイズは、縦2.6cm、横1.4cmと、程よいボリューム感の中型サイズ。お好みにもよりますが、しっかりと存在感を放ちつつも、日常に馴染むサイズをお求めの方にぴったりではないでしょうか。個性的なデザインのシャンクを備えた本マーキーズリングを、ぜひコレクションにお迎えください。