アンティーク ローズカットダイヤのボタニカルブローチ(ゴールド&シルバー)
アンティーク ローズカットダイヤのボタニカルブローチ(ゴールド&シルバー)
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アンティーク ローズカットダイヤのボタニカルブローチ(ゴールド&シルバー)

商品番号: M002-010A

通常価格¥242,000
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商品仕様

生産国:
フランス
年代:
1860年代~1880年代
素材:
18Kゴールド、シルバー、ダイヤモンド
サイズ:
2.6cm~2.8cm(ピン含まず)
重量:
6.9g
刻印:
イーグルヘッド、白鳥

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商品詳細

1870年代から1880年代にかけてフランスで制作された、ボタニカル(植物)モチーフのブローチです。中央には可憐なフラワーモチーフが、その周りにはスクロールワークのリーフモチーフがあしらわれています。なんといっても目を惹くのは各モチーフに留められた多くのローズカットダイヤモンドでしょう。ブローチを動かしたときなどに一斉に煌めくさまはまさに圧巻です。各モチーフに高低差を持たせた立体的なデザインで、サイドから見ても、その美しい起伏に魅了されます。

ピンが留められているベースのフレームは18Kのローズゴールド、ダイヤモンドが留められている各モチーフの台座はシルバーです。19世紀は、多くのジュエリーがゴールドのフレームにシルバー台座というコンビネーションで作られていました。19世紀に一世を風靡した、揺れる姿が美しいトレンブランも同じスタイルで作られています。その後、アールヌーボー・ベルエポック期に入ると、台座のシルバー装飾はプラチナに置き換わっていきました。

留め具のCクラスプにはイーグルヘッドと白鳥(Cigne)の刻印が押印されています(イーグルヘッドはピンにも単独で押印されています)。白鳥の刻印は、ゴールドに関するフクロウ刻印にほぼ対応するもので、輸入品や、判読可能なフランスの刻印が無いアンティークのシルバージュエリーがアセイオフィスに持ち込まれたときに押印される刻印です。本来であればフランス製ジュエリーにのみ押印されるイーグルヘッドとは併存しないものなのですが、ディーラーの方によれば、海外に持ち出されたフランスのジュエリーがフランスに出戻り、正式なルートで輸入手続きがなされた場合にシルバー部分に対する刻印として追加押印されることがあるとのこと。当初はゴールドの刻印だけでシルバー刻印が押印されていなかったという状況もフランスではよくあることですので、レアケースながらも納得の説明でした。ピンが本体をはみ出る長さなのは、厚い服地にしっかりブローチを固定するための、19世紀のブローチならではのつくりです。

本ブローチが制作されたナポレオン3世期は、自然主義が浸透し、花や葉のモチーフが広く使われるようになった時代です。その多くがダイヤモンドで飾られていたのもこの時代の特徴といえるでしょう。その後のアールヌーボー、ベルエポック期も自然主義ジュエリーが隆盛を極めた時代で、似たコンセプトのジュエリーが制作されました。しかし、より軽やかで華やかであったり(ベルエポックスタイル)、シンメトリーを排した自由な構成であったり(アールヌーボースタイル)、重厚感のある本ブローチとは趣きが異なります。先述の通り、植物モチーフの台座がシルバー製であるのも、プラチナ装飾がメインであったベルエポック・アールヌーボー期との大きな違いです。特に時間の経過によって現れるシルバーならではの経年変化により、その違いはいっそう明確になります。本ブローチでは、台座の側面部分のみクロスで軽く磨いております。ダイヤモンド脇の正面部分にはあえて手を加えておりませんので、より輝きを引き出したい場合は、この部分もシルバー用クロスなどでやさしくお手入れしてください。

38個留められているダイヤモンドは、それぞれ微妙にスタイルが異なるローズカットです。19世紀ジュエリーのダイヤモンドの多くは、このように各原石のボリュームを最大限に生かすように一つ一つ手仕事でカットされていました。わずかな例外を除き、高い透明度と美しいカット面を持っており、光の反射はダイヤモンドらしくシャープです。オープンバックセッティングで留められているため、石の質の高さと相まって、大変素晴らしい輝きを実現しています。石が外れてなくなっている箇所は一つもありません。ローズカットダイヤモンドについては、アンティーク物語『時を超えて愛される輝き:ローズカットダイヤモンドの魅力と歴史』をご参照ください。

ローズカットの魅力とクラシカルな造形美が見事に調和した、19世紀という時代を映すブローチです。ぜひあなたのコレクションにお迎えください。

※商品写真のジュエリーケースは付属しません

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