商品詳細
オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドが二つ留められたトワエモワリングです。フランス語で「あなたと私」を意味するトワエモワ(toi et moi)。通常は同じサイズの宝石が隣り合ってセッティングされ、愛し合う二人が寄り添う様子を表わしています。ナポレオンが後に皇后となるジョゼフィーヌに婚約指輪としてトワエモワを贈ったのはあまりにも有名な話ですね。トワエモワについてはアンティーク物語「トワエモワとセレブリティ」でも解説していますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
オールドマインカットの後継ともいえるオールドヨーロピアンカットは1890年~1930年代頃によく使われたカットです。本リングのクラウンは一般的なオールドヨーロピアンカットより低め。とはいえ、ラウンドブリリアントへの移行期によく作られた"demi-taille"(いわゆるトランジションカット)では無く、純粋にオールドヨーロピアンカットと呼べるものです。GIAによるオールドヨーロピアンの4条件、クラウンの角度・テーブルサイズ・ロワーハーフファセットの長さ・キューレットサイズのうち3つが当てはまり、3つ以上の条件合致を要件とするGIA的にもオールドヨーロピアンカットと定義されます。特にキューレットサイズは大きく、その存在が肉眼でもわかるほどです。
メインダイヤモンドのサイズはそれぞれ約3.5mmほど。このサイズの石が二つ並ぶとかなりインパクトがあります。時代なりのブレミッシュはありますが、裸眼で見えるインクルージョンはありません。脇石のダイヤモンドは8個。アンティークジュエリーの脇石にありがちな濁りのあるものは無く、みな透明感のある石となっています。フランスにおける仕入れ時点では脇石が1個欠落していたため、日本でダイヤモンドを補充しました。オリジナルの石ではありませんので、お求めやすい価格にて出品させていただいております。
シャンクに刻印はありません(当店にて化学的な検査を行い、18Kゴールドであることを確認済みです)。台座部にはプラチナが使われており、銀白光の反射がダイヤモンドの輝きを引き立てています。シャンクの絶妙なカーブとメインストーンが並ぶラインの角度がバランスよく配置されており、とても上品でシックな印象を持つデザインを実現しています。このようにシャンク・台座が出しゃばりすぎずダイヤモンドを主役に見せるデザインは、純粋な輝きを楽しむのに最適です。
指輪のサイズ直し(ご購入時初回は無償)をご希望の場合は事前にご相談ください。ご希望のサイズにリフォーム可能かお調べいたします。ご自分のリングサイズの調べ方はこちらの記事でご確認ください。