アンティーク ルビーとダイヤモンドのフラワーゴールドブローチ
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アンティーク ルビーとダイヤモンドのフラワーゴールドブローチ

商品番号: M002-001A

通常価格¥198,000
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商品仕様

生産国:
フランス
年代:
1860年代~1880年代
素材:
18Kゴールド、ルビー、ダイヤモンド
サイズ:
直径2.7cm(本体。ピン含まず)
重量:
4.3g
刻印:
イーグルヘッド

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商品詳細

1860年代から1880年代頃にフランスで制作された、フラワーモチーフのブローチをご紹介します。センターにはルビーのめしべとダイヤモンドのおしべもあしらわれており、細部まで丁寧に作り込まれた逸品です。

ふくらみのある5枚の花弁は、外周をわずかに盛り上げることでもその立体感が強調されており、中心から外側に向かって繊細な線彫りが施されています。ブローチを動かすたび、ふくらみを帯びた花弁に光が柔らかく反射し美しいグラデーションが生まれるため、装着時にも表情の変化を楽しめるアンティークジュエリーです。

オーバルファセットカットのルビーの外周には、8石のダイヤモンドが留められています。そのダイヤモンドの台座の形状にも、ぜひご注目ください。アップにしてご覧いただくと、円形と四角形の台座が交互に配されているのが分かると思います。デザインにリズムを与えるために、異なるフォルムが組み合わされているのです。また、オープンバックで止められたルビーは8本の爪で持ち上げられ、光を取り込む工夫にもぬかりはありません。デザイナーと職人の細部にまで及ぶこだわりがひしひしと伝わってくる、素晴らしい仕上がりが目を引きます。

制作時期から考えても、一定のインクルージョンが内包されている点から見ても、ルビーはおそらく非加熱のものでしょう。アンティークの非加熱ルビーについては、ぜひアンティーク物語『アンティークジュエリーの非加熱ルビー』をご覧になってください。19世紀という時代背景、UVライトに対して強い蛍光性を示すこと、その色合いから、モゴック産ルビーの可能性も想定されます。

ローズカット&ラフカットのダイヤモンドは、この時代の小粒ダイヤとしては珍しく、非常に透明感に優れた美しい石です。フォイルバックのないクローズドセッティングながら、その輝きは十分に目を楽しませてくれます。

ブローチピンの先端が本体から外側にはみ出していることに、お気づきでしょうか。19世紀のブローチには、このように本体よりも長く外側へ突き出たピンを持つものが多く見られます。英語で“Extended C Clasp“とも呼ばれることのあるこの形状のピンは、20世紀初頭を境にほとんど用いられなくなったため、ピンが本体を超えて伸びているブローチは、ほぼ19世紀製のものと考えてよいといえるでしょう(もちろん、他の要素も併せて判断する必要がありますが)。
ピンを固定する留め具のCクラスプとピンの裏側に、フランスで18kゴールドを示すイーグルヘッドの刻印が押下されています。

19世紀は自然主義が台頭し、栄えた時代でした。このブローチが制作されたナポレオン3世期頃は、自然主義が浸透し、花や植物のモチーフが広く使用されるようになりました。その後、アールヌーボー期にも自然主義が隆盛を極めましたが、その表現はナポレオン3世期の自然主義とは趣が異なります。アール・ヌーボーは自然の形を極端に様式化し、全体が曲線的で非対称、幻想的な要素を加えることが特徴ですが、この時代は比較的写実的で忠実な描写を目指していました。

本ブローチの花は、花弁のふっくらとした立体感や自然な広がりが丁寧に表現されています。特定の品種を厳密にコピーしているわけではないとしても、花の生命感や美しさを写実的に捉えようとする意図が感じられます。これは、自然界の動植物を忠実に表現しようとした、(アールヌーボー期より前の)19世紀後半の自然主義のジュエリーの特徴なのです。また、花弁が比較的均等に配置されていたり、ルビーとダイヤの配置が整然とした円形となっている対称性も、この時代ならではのデザインスタイルといえます。

19世紀のデザインではありますが、写実的で細密なつくりは、現代の装いにも美しく調和します。襟元や首元、あるいは帽子などのアクセントとして、日常にさりげない華やかさを添えてくれることでしょう。

※商品写真のジュエリーボックスは付属しません。

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